オオクワガタを育てよう ペヤング製作記
オオクワガタを育てよう!

オオクワガタを産卵させて育てた幼虫を頂きました。 2009年6月のこと。
 数年前に地元でオオクワガタを採取できないかチャレンジ。そのとき捕獲したヒラタクワガタ
のペアから、卵・幼虫・成虫へと育て上げました。今回は初めてのオオクワガタの飼育。近年
の昆虫ブームで店頭で販売される外国物・国産のオオクワガタ見たことはあれど、手にした
ことはありません。うまく育て上げるぞ!1年をこえる飼育の始まりです。

夏の保管場所   
6月から8月

 まず、幼虫の入った菌糸ビンの産卵した日付か
わかりませんが6月21日と記載されてます。
夏でも涼しい保管場所 の確保。ネットで見ると
23℃から28℃かな

 ニュースで本日、北海道でも30℃の真夏日と
言ってます。オオクワ育てるのに、まず静かで
安定的なベスト保管場所の確保です。

 冷房の効いてない部屋は昼間34℃もある!

 真昼間で部屋は34℃と暑いが、北側の床下は
コンクリートの打ちっぱなしでひんやりした静かな
暗闇です。猛暑の中でも28℃と安心。

夏はここで、たくさんの餌を元気に食べてもらいましょう。

3週目で食痕があらわれ始めました。基本的に縁の
下におきっぱなし。静かでひんやりとした暗闇です。
ストレスがかからず温度変化も少ないかな。

菌糸ビン交換 1回目    
9月15日









菌糸ビン等のショップ
フジコン


70日後 個体差はあるものの
食痕は進んでいきます。
86日後 約3ヵ月後
そろそろ菌糸ビンの交換かな?
幼虫をくださったかたも交換した
と聞き菌糸ビン用意して交換です。


新しい菌糸ビン はかり 計量スプーン 殺菌アルコールで拭いておきます。

新しい菌糸ビンに、計量スプーン
で穴を開け準備完了です。

 幼虫を取り出します。少しづつ削っていきます。深いところにいる場合
もあれば思わぬ浅いところにいるものもありましたので慎重に行きます。

 いました・・立派な部屋を作っている!大きめに穴をあけ、容器を傾け
計量スプーンにコロリとのせました。

元気いっぱい!! 
どちらも 21g ありました。

オオクワ育てるの初めてなので
ともいえませんが、ヒラタクワガタ
の幼虫にくらべるとかなり大きい
です。

 新居に無事お引越し完了です。
穴あけたときの菌糸おがくずを上
にやさしくかけて終了です。


秋から冬の保管  
10月から1月


 オオクワガタ飼育 初夏の6月より始まり
秋、冬と向かいます。

 夏場は涼しさを求め床下で過ごしましたが、
秋冬となると今度は温度低下し20℃以下
になりそう。

 かと言って部屋は、静寂はないし温度変化
あるし。暖かすぎるとサナギに変身し成長
STOPするなどあるそうです。


 ここにしました。倉庫にある小部屋なのです
が冷蔵庫が置いてあるのです。
 ちいさな小部屋に大型冷蔵庫おいてあるの
で廃棄熱で年中暖かいのです。(エコにはよ
くない)

 発砲スチロールのクーラーBOXにいれ
防音、防振、温度安定。昼、夜、早朝 温度
確認したが23℃と安定。とりあえず秋はここ
ですごしてもらいます。


 10月の後半でも新しい保管場所は24℃と
安定していますが・・・・

食痕の進みがいまいち。しかも1匹は菌糸の
中から這い出し死んでしまいました。

温度管理や防音などには、いいけど発砲スチ
ロールなんかいやな予感



うひゃ! こんどはキノコだらけになってしまった!外にくらべ暖かく発砲スチロール、高温多湿
になってしまうのか・・・あんまりよくなさそう。


2回目の交換  
1月24日


1つの菌糸ビンはキノコ発生しながらも食痕
はいい感じです。


もう一つは、食痕より青カビが発生している。
また菌糸ビンもオガクズがフカフカ・スカスカ
になっています。

一刻も早く、新鮮な菌糸ビンに交換しないと!


2回目の計量すると2匹とも痩せてしまってます。せめてもの救いは、青カビ
はえたものも、まだ元気だった。発砲スチロールの置き場はあわないのかなあ。

もう一つの菌糸ビンにいたっては・・・・




羽化して成虫になってました!
オオクワガタ ♀ 40mm位でしょうか?しっかり計測してません。時期てきに早すぎますし、
真冬!菌糸ビンの状態はブヨブヨとよくありません。急遽飼育容器に成虫飼育の用意をし、
急いで移しました。なにはともあれ、1匹は元気に羽化できたということで。サイズ、形ともに
ノコギリなどのクワガタとは一味違う立派な姿でした!(すぐに飼育容器に潜っていったので・・・)



冬から春 3回目の交換  
2月から5月


温室のようなもので、菌糸ビンの保管温度を確保し飼育する方法もあるようですが
価格が・・。ここから暖かくしすぎるとい一気に羽化させてしまいそう。かといって発砲
スチロールはこりごり。そこで無理して温度を保つのではなく、自然に暖かく湿気も考え
通気性もよくということで、ダンボールにいれ稲わらをガサガサとかけ保管することに
しました。置く場所は静かで窓から日光が入るところにしました。 
新しい保管場所気に入ってくれれば。

10日もたつと食痕が大きくひろがりました。発砲スチロールにいれたときとは
全然違います。よかったよかった


食痕もいい感じで進む。5月に3回目
の菌糸ビン交換。

幼虫はさらに小さくなってます。まだなん
か羽化する様子なく元気にウネウネ
しています。

6月 初夏 1年

暑くなってきて菌糸ビンの食痕が止まり、
ビンの中に部屋ができ蛹になったみた
いです。

涼しい床下保管にかえいつ這い出して
きてもいいようにおおきなケースに菌糸
ビンをいれビンの蓋は開けておきました。


羽化から1ヶ月 1年と50日 
8月17日
 
菌糸ビンより出てくる様子はないけど、瓶の内側をモゾモゾ動く姿が確認できました。
飼育容器もセットしてそーっとそーっと掘り出していきます。ポコッと空間があくと
いました!なんかバツが悪そうに奥に隠れようとしますが出てきてもらいました。
取り出したばかりの2匹 菌糸ビン交換3回 422日目でした。


柔らかな筆で、ネットで見つけたダニおとしの要領でやさしく綺麗に。体の横幅、力強く
太い大あご、これがオオクワガタ!はじめて成虫のオスを手にしました。ブラシで綺麗にす
るときも傷つけぬようやさしくするのですが、暴れじっとしてくれません。 綺麗で元気な
オオクワガタ!無事羽化してくれました。


71mm ♂ 「クワジン」 横幅がありハサミ短めで太い!

73mm ♂ 「クワダン」 すぐにポーズをとる(威嚇する?)


飼育した4匹中(2匹は預かったもの) 3匹無事に羽化することができました。自分の2匹は
両方ともオスだったので、友人の♀とペアにするため譲りました。

成虫マット・遊び木などレンジで殺菌して設置、防虫シート乾燥防ぐ園芸用のミズゴケにヒノキ
の餌おき設置した飼育容器。オオクワガタにとってはスペースコロニーみたいな生活の場。
「クワダン」放すとすぐに潜っていきました。今年の夏は猛暑!夏は涼しい床下へ。羽化する
までの飼育なかなか楽しい!

オオクワガタは成虫になってから3年から5年生きるそう。こんどは成虫の飼育を楽しみます。

それから3年・・・・・
 2013年「オオクワガタ樹脂標本」

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